白目が真っ赤!白目の充血・出血の原因は?治るの?結膜下出血について
突然、白目が真っ赤になっていて驚いた経験のある人は少なくないでしょう。
これには様々な原因がありますが、実は、目の充血ではない場合もあります。
白目が真っ赤になる原因としてよくあるものに結膜下出血があります。
結膜下出血とはどのような病気なのでしょうか。
結膜下出血とは?
目の充血は、白目を覆う結膜のすぐ下にある毛細血管が膨張する事で発生します。
ですが、結膜下出血は毛細血管が破裂して出血する事で起こるのです。
そのため、白目がべったりと赤く染まったようになります。
白目に赤い点が出来る程度の物から、白目全体が赤くなるような広範囲にわたるものまであります。
また、血腫ができる事もあります。
目がゴロゴロするのを感じる事もありますが、痛みや痒み、目やになどの症状が無いのが特徴です。
結膜下出血の原因は?
結膜下出血の原因は様々です。
ふとした弾みで血管が破れてしまう事で発生するので、くしゃみや咳などをした拍子に起こることもあります。
他に、お酒の飲み過ぎや月経、水泳時に水中眼鏡を強く締めすぎた時にも起こることがあります。
結膜下の出血では眼球の内部に血が入ったりする事はありませんから、視界が狭くなったり視力が低下したりする心配もありません。
結膜下出血の治し方、治療方法
軽度の結膜下出血は、10日程度で自然に血液が吸収されて白目に戻ります。
ですが、出血が止まってもなかなか赤みが取れない場合は血液の吸収を促進するために血栓溶解剤などを結膜の下に注射して治療することもあります。
ただ、ボールが目に当たったり、転倒したり、何かで目を傷つけてしまったような場合には治療が必要な時もあります。
外傷を受けた後に結膜下出血が治まらない場合は眼科で精密検査を受けるようにしましょう。
また、繰り返し結膜下出血が発生する人は、動脈硬化や高血圧、糖尿病、白血病、紫斑病などの疾患を患っている可能性もあります。
頻繁に結膜下出血が起こる人は内科で異常がないか診てもらった方がいいでしょう。